私的東海道五十三次 品川宿〜川崎宿 その2 ― 2020/09/11
古い街には味のある喫茶店があるものである。名前も「COFFEE & BAR 小さな部屋」となんとも心惹かれるものだ。ちょうどこのあと恒例の女性が入店していたので、人気のある店なのだろうと想像するのである。
旧東海道が目黒川を跨ぐ橋のたもとにスーパーマーケットが下駄履きされた古いマンションがある。つい先日までマルエツプチがテナントとして入居していたのだが、閉店のおしらせが貼られており看板も外されていた。ここはかつてフェニックスという24時間営業のスーパーが入っていて、時折深夜に利用していたのである。
どうやら建物の建て替えとなるらしく、この無骨な昭和の共同住宅もこれで見納めになりそうである。
目黒川の反対側には不思議な建物がある。それがこれである。
もう20年くらい前からこのように寂れた状態になっている。木製の上げ下げ冊子や、入り口のアーチが古めかしいが、実際に戦前の建築であると予想される。看板も出ていなく、ネットで検索しても正体がなかなか分からないのである。
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