キーボードを全力で叩く人2021/01/17

 緊急事態宣言中なのではあるが、社会復帰へのリハビリも兼ねて朝はなるべく近所のカフェに出かけるようにしているのだ。やっていることといえばウェブサーフィンをしたり、このブログを書いたりするくらいなのだが。

 今日あたりはさすがにコロナを警戒してか人も少ないのだが、ちょうど近くに座っている男性がThinkPadのキーボードを全力で叩く人だったのである。
 ThinkPadのキーボードは出来が良く、自分もひとつ外付けのものを持っているくらいなのだが、たしかに叩いていると気持ちのよいものなのである。
 しかし音を出している当人以外にとって、その打鍵音は雑音でしかないのもまた事実である。
 ネットで検索してみると同じように思っている人は少なくないようだが、それぞれに工夫して対応しているようで、フムフムと読みながら参考にしたのである。その中でもっとも良いと思った方法は「慣れる」ということである。雑音に心をキリキリさせるよりも慣れてしまえば良いのである。
 自分の住まいはJRの線路と距離が近いこともあって電車の通過の度に騒音はするのであるが、これはもうすっかり慣れてしまって何も思わないのである。視点を変えてみればどちらも同じ騒音なのであって、気にしなければ勝ちなのだと言えるのではないか。
 ちょっと気楽になって来た気がするので、他人のキーボードの打鍵音は今後は自分の心のバロメータと思うことにしよう。

 打鍵音と言えば思い出すこととして、今回の休職(退職)の原因となったクッラッシャー上司は僕に対して「おい、キーボードうるせえよ。」と言うことがあったのだ。当時の自分の業務でレポートを作成することが多々あったので、どうしてもある程度の量は文章を作成する必要があったのだが、これをバチバチと打っていると気に触るようなのである。
 といってもそれを気にするよりも、とにかく僕のことが気に食わなかったのだろうと今は思うのだが。